真性多血症 (polycythemia vera: PV) は、骨髄増殖性腫瘍 (myeloproliferative neoplasm: MPN) のひとつ。 骨髄の造血幹細胞のヤヌスキナーゼ2 (JAK2) V617F遺伝子変異などにより、 赤血球が過剰に産生される希少疾患で、「真性赤血球増加症」とも呼ばれる。
生命予後は比較的良好な疾患とされる (治療により10年以上の50%生存率)。 血栓性/出血性イベント合併のリスクと、 骨髄線維症 (PMF) または急性骨髄性白血病 (AML) への長期進行リスクがある。
本邦診療ガイドラインでは治療の主眼は前者の血栓性/出血性イベントリスク低減におかれる³⁾。
低リスク群 (60歳未満 かつ血栓症既往なし)
①瀉血+低用量アスピリン*の投与
高リスク群
①瀉血療法、 ②低用量アスピリン*に加え、
③細胞減少療法**
標準的治療が困難な患者への適応を持つ薬剤として、 ハイドレア®︎ (一般名:ヒドロキシカルバミド) 他、 以下が選択肢に挙げられる (*既存治療が効果不十分又は不適当な場合に限る)
最終更新 : 2024年6月30日
監修医師 : 東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔
真性多血症 (polycythemia vera: PV) は、骨髄増殖性腫瘍 (myeloproliferative neoplasm: MPN) のひとつ。 骨髄の造血幹細胞のヤヌスキナーゼ2 (JAK2) V617F遺伝子変異などにより、 赤血球が過剰に産生される希少疾患で、「真性赤血球増加症」とも呼ばれる。
生命予後は比較的良好な疾患とされる (治療により10年以上の50%生存率)。 血栓性/出血性イベント合併のリスクと、 骨髄線維症 (PMF) または急性骨髄性白血病 (AML) への長期進行リスクがある。
本邦診療ガイドラインでは治療の主眼は前者の血栓性/出血性イベントリスク低減におかれる³⁾。
低リスク群 (60歳未満 かつ血栓症既往なし)
①瀉血+低用量アスピリン*の投与
高リスク群
①瀉血療法、 ②低用量アスピリン*に加え、
③細胞減少療法**
標準的治療が困難な患者への適応を持つ薬剤として、 ハイドレア®︎ (一般名:ヒドロキシカルバミド) 他、 以下が選択肢に挙げられる (*既存治療が効果不十分又は不適当な場合に限る)
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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