CAR-T細胞療法を含むT細胞を利用する特定の免疫療法によって発現する可能性のある神経系事象のこと。 Immune effector Cell-Associated Neurotoxicity Syndrome (ICANS : 免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群) という名称で呼ばれる。
脳症、 振戦、 錯乱状態、 失語症、 傾眠、 激越、 感覚鈍麻、 記憶障害、 構語障害、 幻覚、 精神状態の変化などが知られている。
American Society for Transplantation and Cellular Therapy (ASTCT) により提唱された重症度判定基準。 成人においては、 免疫エフェクター細胞関連脳症 (ICE;Immune effector cell-associated encephalopathy) スコア、 意識、 痙攣発作、 運動所見、 頭蓋内圧値上昇/脳性浮腫の有無と程度で評価する。
▼ICEスコア
ICANSの治療として、 誤嚥を予防するために点滴静注による補液を行う、 中枢神経系 (CNS) 抑制を引き起こす可能性のある薬剤を処方する場合は注意する (予防/治療に必要な薬剤は別)。
NCCN Guideline Version 1.2024
最終更新 : 2023年11月9日
監修 : HOKUTO編集部監修医師
CAR-T細胞療法を含むT細胞を利用する特定の免疫療法によって発現する可能性のある神経系事象のこと。 Immune effector Cell-Associated Neurotoxicity Syndrome (ICANS : 免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群) という名称で呼ばれる。
脳症、 振戦、 錯乱状態、 失語症、 傾眠、 激越、 感覚鈍麻、 記憶障害、 構語障害、 幻覚、 精神状態の変化などが知られている。
American Society for Transplantation and Cellular Therapy (ASTCT) により提唱された重症度判定基準。 成人においては、 免疫エフェクター細胞関連脳症 (ICE;Immune effector cell-associated encephalopathy) スコア、 意識、 痙攣発作、 運動所見、 頭蓋内圧値上昇/脳性浮腫の有無と程度で評価する。
▼ICEスコア
ICANSの治療として、 誤嚥を予防するために点滴静注による補液を行う、 中枢神経系 (CNS) 抑制を引き起こす可能性のある薬剤を処方する場合は注意する (予防/治療に必要な薬剤は別)。
NCCN Guideline Version 1.2024
最終更新 : 2023年11月9日
監修 : HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
・編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師
・各領域の第一線の専門医が複数在籍
・最新トピックに関する独自記事を配信中
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
臨床支援アプリHOKUTOでご利用いただける医療計算ツールのご紹介