Frankel分類とは？

Frankel分類 (フランケル分類) は､ 脊髄損傷 (Spinal Cord Injury ; SCI) の重症度を評価する臨床的なツールであり､ 1969年にH. L. Frankelらによって報告された｡ 対象患者はSCIのある全ての患者で､ 特に初期診断と治療方針設定の段階で利用される｡ その後､ 特定の神経節評価を加えたASIA分類が提唱されている｡

Frankel分類の方法

麻痺の程度を運動･知覚から分類する

エビデンス

Frankel分類は最初に1969年の論文 ｢The value of postural reduction in the initial management of closed injuries of the spine with paraplegia and tetraplegia｣ にて提唱された¹⁾。その後､ 様々な地域や病態において有用性が報告されている｡ 

使用上の注意点

Frankel CとDについては､ 運動機能が不全麻痺であっても実用的であるかどうかで区別がなされており､ 検者の主観が入る可能性がある｡

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参考文献

1) The value of postural reduction in the initial management of closed injuries of the spine with paraplegia and tetraplegia. I. Paraplegia. 1969 Nov;7(3):179-92. PMID: 5360915

最終更新：2023年11月5日

監修：聖路加国際病院 救急部 清水真人