DENOVAスコアはNOVAスコアの改訂版としてスウェーデンから報告されたE.faecalis菌血症における感染性心内膜炎予測スコアである¹⁾。
以下の6項目の合計点で評価する
DENOVAスコアでは合計6点中3点以上の場合、 経食道心エコー検査 (TEE) の実施を検討する¹⁾。
3点以上のカットオフでは、 DENOVAスコアの感度100%、 特異度は85%であった¹⁾。
本スコアを臨床的判断に用いることで、 TEEにおいてIEリスクの高い患者に焦点を当てることができる¹⁾。 なお、 IEを疑うほど各項目を綿密に調べるため、 本スコアが高まる可能性がある¹⁾。
腸球菌菌血症は比較的コモンな菌血症であり、 死亡率は約20%との報告もある。 また、腸球菌菌血症患者の多くがIEを合併し、 市中E.faecalis菌血症の場合、最大25%に合併するとされる。
NOVAスコアでは「血液培養陽性数 ≧3」 「感染経路不明」「弁膜症」 「心雑音聴取」 の4項目のみだったが、 DENOVAスコアでは「血液培養陽性数 ≧2」 に変更となり、 さらに「症状の持続時間 ≧7日」 「塞栓」を加えた6項目各1点となった¹⁾。
DENOVAスコアは、 単菌性E.faecalis菌血症に対する予測スコアであり、 E.faecium菌血症、 多剤耐性E.faecalis菌血症に対しては適用できない。
🔢 NOVAスコア
最終更新:2024年8月11日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人
DENOVAスコアはNOVAスコアの改訂版としてスウェーデンから報告されたE.faecalis菌血症における感染性心内膜炎予測スコアである¹⁾。
以下の6項目の合計点で評価する
DENOVAスコアでは合計6点中3点以上の場合、 経食道心エコー検査 (TEE) の実施を検討する¹⁾。
3点以上のカットオフでは、 DENOVAスコアの感度100%、 特異度は85%であった¹⁾。
本スコアを臨床的判断に用いることで、 TEEにおいてIEリスクの高い患者に焦点を当てることができる¹⁾。 なお、 IEを疑うほど各項目を綿密に調べるため、 本スコアが高まる可能性がある¹⁾。
腸球菌菌血症は比較的コモンな菌血症であり、 死亡率は約20%との報告もある。 また、腸球菌菌血症患者の多くがIEを合併し、 市中E.faecalis菌血症の場合、最大25%に合併するとされる。
NOVAスコアでは「血液培養陽性数 ≧3」 「感染経路不明」「弁膜症」 「心雑音聴取」 の4項目のみだったが、 DENOVAスコアでは「血液培養陽性数 ≧2」 に変更となり、 さらに「症状の持続時間 ≧7日」 「塞栓」を加えた6項目各1点となった¹⁾。
DENOVAスコアは、 単菌性E.faecalis菌血症に対する予測スコアであり、 E.faecium菌血症、 多剤耐性E.faecalis菌血症に対しては適用できない。
🔢 NOVAスコア
最終更新:2024年8月11日
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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