Laboratory Risk Indicator for Necrotizing Fasciitis scoreの略で、 壊死性筋膜炎の診断予測スコアのひとつ (ライネックスコア)
CRP、 WBC、 Hb、 血清Na、 血清Cr、 血糖の6項目をスコア化し、 合計6点以上を壊死性筋膜炎とするためのカットオフ値とされることが多い。
最近では壊死性軟部組織感染症 Necrotizing Soft Tissue Infectionsの呼称が推奨されている。 組織学的には以下を包括することが多い。
NSTIsが疑わしい場合の補助的診断ツールとして、 Wongらが提唱した¹⁾。 13点中6点以上なら、 陽性予測値92%、 陰性予測値96%でNSTI予測が可能とされる¹⁾。
病初期は採血結果に変化が出ないことも多く、 早期のNSTI診断や除外には限界がある。 病歴と身体検査から壊死性筋膜炎が強く疑われる場合は、 LRINECスコアを計算せず、 手術によるデブリードメントを行う。
≦5点の場合は、壊死性軟部組織感染症のリスクは低いが、否定はできない。 実際、LRINECスコアが0であった壊死性筋膜炎の報告もある²⁾。 ショック、 意識障害、 壊死性病変、 強い疼痛などで積極的に疑う。
最終更新:2024年7月23日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人
Laboratory Risk Indicator for Necrotizing Fasciitis scoreの略で、 壊死性筋膜炎の診断予測スコアのひとつ (ライネックスコア)
CRP、 WBC、 Hb、 血清Na、 血清Cr、 血糖の6項目をスコア化し、 合計6点以上を壊死性筋膜炎とするためのカットオフ値とされることが多い。
最近では壊死性軟部組織感染症 Necrotizing Soft Tissue Infectionsの呼称が推奨されている。 組織学的には以下を包括することが多い。
NSTIsが疑わしい場合の補助的診断ツールとして、 Wongらが提唱した¹⁾。 13点中6点以上なら、 陽性予測値92%、 陰性予測値96%でNSTI予測が可能とされる¹⁾。
病初期は採血結果に変化が出ないことも多く、 早期のNSTI診断や除外には限界がある。 病歴と身体検査から壊死性筋膜炎が強く疑われる場合は、 LRINECスコアを計算せず、 手術によるデブリードメントを行う。
≦5点の場合は、壊死性軟部組織感染症のリスクは低いが、否定はできない。 実際、LRINECスコアが0であった壊死性筋膜炎の報告もある²⁾。 ショック、 意識障害、 壊死性病変、 強い疼痛などで積極的に疑う。
最終更新:2024年7月23日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
・編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師
・各領域の第一線の専門医が複数在籍
・最新トピックに関する独自記事を配信中
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
臨床支援アプリHOKUTOでご利用いただける医療計算ツールのご紹介