2017年にIbaら¹⁾によって提唱された、 敗血症の新たな定義 (Sepsis-3) に合わせて開発された凝固障害の評価ツールである¹⁾。
以下の3つの項目の合計点で計算される
❶ 血小板数
≧15万 +0 、 10万~<15万 +1、 <10万 +2
❷ PT-INR
≦1.2 +0、 <1.2~1.4 +1、 ≧1.4 +2
❸ SOFAスコア >>計算する
0点 +0、 1点 +1、 ≧2点 +2
- 0~1点 : 0%
- 2~3点 : 約20%
- 4~5点 : 約30%
- 6点 : 約45%
日本全国の重症敗血症患者1498例を対象とした後ろ向き解析で、 SICスコア陽性群 (≧4点) が従来のJAAM-DICスコア (🔢急性期DIC診断基準) 陽性群よりも高い死亡率を示すことを報告し、 SICスコアが抗凝固療法の適応を検討すべき重症例をより的確に反映し得る可能性を示した¹⁾。
スコアが高いほど死亡リスクは高まるが、 一律に抗凝固療法を実施するわけではなく、 出血リスクや感染コントロールなどを含めた総合的な臨床判断が求められる。
また、 本研究はすべて rTM (トロンボモジュリン製剤) を用いた例であるため、 他の抗凝固薬を含めた一般化には慎重な検討が求められます。
最終更新日 : 2025年3月21日
監修医師 : 聖路加国際病院 救急科 清水真人
2017年にIbaら¹⁾によって提唱された、 敗血症の新たな定義 (Sepsis-3) に合わせて開発された凝固障害の評価ツールである¹⁾。
以下の3つの項目の合計点で計算される
❶ 血小板数
≧15万 +0 、 10万~<15万 +1、 <10万 +2
❷ PT-INR
≦1.2 +0、 <1.2~1.4 +1、 ≧1.4 +2
❸ SOFAスコア >>計算する
0点 +0、 1点 +1、 ≧2点 +2
- 0~1点 : 0%
- 2~3点 : 約20%
- 4~5点 : 約30%
- 6点 : 約45%
日本全国の重症敗血症患者1498例を対象とした後ろ向き解析で、 SICスコア陽性群 (≧4点) が従来のJAAM-DICスコア (🔢急性期DIC診断基準) 陽性群よりも高い死亡率を示すことを報告し、 SICスコアが抗凝固療法の適応を検討すべき重症例をより的確に反映し得る可能性を示した¹⁾。
スコアが高いほど死亡リスクは高まるが、 一律に抗凝固療法を実施するわけではなく、 出血リスクや感染コントロールなどを含めた総合的な臨床判断が求められる。
また、 本研究はすべて rTM (トロンボモジュリン製剤) を用いた例であるため、 他の抗凝固薬を含めた一般化には慎重な検討が求められます。
最終更新日 : 2025年3月21日
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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