概要
計算
監修医師

House-Brackmann法とは?

HouseとBrackmannにより1980年代に体系化された、 顔面神経機能評価システムのひとつである¹⁾。 6段階評価からなり、 Ⅰが正常、 Ⅱが軽度麻痺、 Ⅲが中等度麻痺、 Ⅳがやや高度麻痺、 Ⅴが高度麻痺、 Ⅵが完全麻痺となる¹⁾。

House-Brackmann法の評価項目

House-Brackmann法 (顔面神経麻痺)

使用上の注意

この方法では 「全体の印象」「安静時」「動作時」 の3つの要素で評価を行い、 グレードを割り当てている²⁾。 3つの要素が同じグレードに割り当てられない場合は、 最も重いグレードに割り当てる²⁾。

House-Brackmann法は、 他の評価スコアと同様、 あくまで観察者の主観に影響を受けることを留意する必要がある。 比較的簡便なスコアであるが、 評価者の間で結果が一致するかどうか (信頼性) は評価者の研修や経験により左右される可能性がある。

関連コンテンツ

顔面神経麻痺

🔢 40点法・柳原法 (重症度評価)

🔢 House-Brackmann法 (重症度評価)

参考文献

  1. Facial nerve grading systems. Laryngoscope. 1983 Aug;93(8):1056-69. PMID: 6877014
  2. Neuroanatomical correlation of the House-Brackmann grading system in the microsurgical treatment of vestibular schwannoma. Neurosurg Focus. 2012 Sep;33(3):E7. PMID: 22937858.

最終更新:2023年8月15日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人

House-Brackmann法 (顔面神経麻痺)
House-Brackmann法 (顔面神経麻痺)
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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House-Brackmann法 (顔面神経麻痺)
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House-Brackmann法 (顔面神経麻痺)

顔面神経麻痺の重症度予測スコア
2023年08月16日更新
概要
計算

House-Brackmann法とは?

HouseとBrackmannにより1980年代に体系化された、 顔面神経機能評価システムのひとつである¹⁾。 6段階評価からなり、 Ⅰが正常、 Ⅱが軽度麻痺、 Ⅲが中等度麻痺、 Ⅳがやや高度麻痺、 Ⅴが高度麻痺、 Ⅵが完全麻痺となる¹⁾。

House-Brackmann法の評価項目

House-Brackmann法 (顔面神経麻痺)

使用上の注意

この方法では 「全体の印象」「安静時」「動作時」 の3つの要素で評価を行い、 グレードを割り当てている²⁾。 3つの要素が同じグレードに割り当てられない場合は、 最も重いグレードに割り当てる²⁾。

House-Brackmann法は、 他の評価スコアと同様、 あくまで観察者の主観に影響を受けることを留意する必要がある。 比較的簡便なスコアであるが、 評価者の間で結果が一致するかどうか (信頼性) は評価者の研修や経験により左右される可能性がある。

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  1. Facial nerve grading systems. Laryngoscope. 1983 Aug;93(8):1056-69. PMID: 6877014
  2. Neuroanatomical correlation of the House-Brackmann grading system in the microsurgical treatment of vestibular schwannoma. Neurosurg Focus. 2012 Sep;33(3):E7. PMID: 22937858.

最終更新:2023年8月15日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人

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