Sokalスコアとは?

Sokal Score = exp([0.0116 × (年齢 – 43.4)] + [0.0345 × (脾腫cm – 7.51)] + [0.188 x ((血小板10⁹/L / 700)² – 0.563)] + [0.0887 × (芽球% – 2.10)])

Sokalらによって1984年に開発された慢性骨髄性白血病 (CML) の予後分類の一つである¹⁾｡  上記計算式をもとに､ 低リスク､ 中間リスク､ 高リスクの3リスク群に分類される¹⁾｡

• <0.8　　 低リスク
• 0.8-1.2　中間リスク
• >1.2　　 高リスク

Sokal JE et al, Blood 1984; 63: 789-799

エビデンス

化学療法で治療された新たに診断されたCML患者813人を対象としたオリジナル研究¹⁾では､ 低リスク疾患の患者の2年生存率は90％､ 高リスク患者の2年生存率は65％であった｡ 

使用上の注意点

原著論文の2年生存率や生存期間中央値の報告は1984年のものであるが¹⁾､ CML治療の第一選択にチロシンキナーゼ阻害剤(イマチニブ)が組み込まれて以来､ 生存率は劇的に改善された点に注意を要する｡

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🔢 CMLの治療効果判定基準 (効果判定)

参考文献

1. Prognostic discrimination in "good-risk" chronic granulocytic leukemia. Blood. 1984 Apr;63(4):789-99. PMID: 6584184
2. 日本血液学会. 造血器腫瘍診療ガイドライン2023年版. 金原出版. 2023

最終更新：2023年10月19日

監修医師：東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔