水と電解質補給に用いられる輸液は、 電解質濃度が血漿とほぼ同等の①「等張電解質液」と、 ①にブドウ糖液を配合し電解質濃度が血漿よりも低い②「低張電解質液」の2種類に大別される。
電解質濃度が体液とほぼ同じ「等張電解質液」 は、 細胞外に分布して細胞外液量を増やすため "細胞外液補充液" とも呼ばれる。
電解質濃度が体液より低い「低張電解質液」 は、 ブドウ糖を配合して浸透圧を体液と等張にしている。 ブドウ糖は最終的に代謝され水になるため、 細胞内、外ともに分布し、それぞれの特徴からさらに1~4号液に分類される。
カリウムを含まない。 病態不明時に利用。
NaとあわせKも投与したい脱水時の利用が想定されるが、 あまり使われない。
1日水分量 (1,500~2,000ml)を投与すると必要電解質を補充できるため維持液と呼ばれる。
電解質濃度が低く、 自由水が多い。 術後回復液と呼ばれるが、 あまり利用されない。
ブドウ糖のみの場合、 最終的に代謝され、"自由水"として体全体に水分を補給する。
最終更新:2022年12月26日
監修医師:HOKUTO編集部医師
水と電解質補給に用いられる輸液は、 電解質濃度が血漿とほぼ同等の①「等張電解質液」と、 ①にブドウ糖液を配合し電解質濃度が血漿よりも低い②「低張電解質液」の2種類に大別される。
電解質濃度が体液とほぼ同じ「等張電解質液」 は、 細胞外に分布して細胞外液量を増やすため "細胞外液補充液" とも呼ばれる。
電解質濃度が体液より低い「低張電解質液」 は、 ブドウ糖を配合して浸透圧を体液と等張にしている。 ブドウ糖は最終的に代謝され水になるため、 細胞内、外ともに分布し、それぞれの特徴からさらに1~4号液に分類される。
カリウムを含まない。 病態不明時に利用。
NaとあわせKも投与したい脱水時の利用が想定されるが、 あまり使われない。
1日水分量 (1,500~2,000ml)を投与すると必要電解質を補充できるため維持液と呼ばれる。
電解質濃度が低く、 自由水が多い。 術後回復液と呼ばれるが、 あまり利用されない。
ブドウ糖のみの場合、 最終的に代謝され、"自由水"として体全体に水分を補給する。
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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