概要
計算
監修医師

Baxterの公式とは?

受傷後24時間の輸液量(ml)
=4×熱傷面積(%)×体重(㎏)

  → 受傷初期8時間に総輸液量の50%投与

  → 次の16時間に残り50%投与

エビデンス

日本皮膚科学会の熱傷診療ガイドライン2017年版では、 「熱傷面積が成人では 15%TBSA 程度以上、 小児では10%TBSA程度以上に対して輸液療法を行うことを推奨する。 ただし、 それ以下の熱傷面積であっても全身状態を診て初期輸液療法を開始してもよい」 との記載がある。

使用上の注意点

現状、 熱傷後の輸液については明確な推奨はない。 Baxterの公式が有名ではあるが、 過剰輸液が組織浮腫を助長する可能性も指摘されている。 なお、 ABLS2018では、 2*×熱傷面積(%)×体重(Kg)mlが推奨されている (*小児では3)。

関連コンテンツ

🚑 ERマニュアル|熱傷

🔢 Baxter の公式

🔢 5、9の法則、手掌法、Lund & Browder法

最終更新 : 2024年7月22日
監修医師 : 聖路加国際病院救急部 清水真人

Baxter の公式
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

監修・協力医一覧
Baxter の公式
Baxter の公式

Baxter の公式

熱傷受傷後24時間で投与する総輸液量
2024年07月23日更新
概要
計算

Baxterの公式とは?

受傷後24時間の輸液量(ml)
=4×熱傷面積(%)×体重(㎏)

  → 受傷初期8時間に総輸液量の50%投与

  → 次の16時間に残り50%投与

エビデンス

日本皮膚科学会の熱傷診療ガイドライン2017年版では、 「熱傷面積が成人では 15%TBSA 程度以上、 小児では10%TBSA程度以上に対して輸液療法を行うことを推奨する。 ただし、 それ以下の熱傷面積であっても全身状態を診て初期輸液療法を開始してもよい」 との記載がある。

使用上の注意点

現状、 熱傷後の輸液については明確な推奨はない。 Baxterの公式が有名ではあるが、 過剰輸液が組織浮腫を助長する可能性も指摘されている。 なお、 ABLS2018では、 2*×熱傷面積(%)×体重(Kg)mlが推奨されている (*小児では3)。

関連コンテンツ

🚑 ERマニュアル|熱傷

🔢 Baxter の公式

🔢 5、9の法則、手掌法、Lund & Browder法

最終更新 : 2024年7月22日
監修医師 : 聖路加国際病院救急部 清水真人

こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

監修・協力医一覧
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師

各領域の第一線の専門医が複数在籍

最新トピックに関する独自記事を配信中

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

表・計算

臨床支援アプリHOKUTOでご利用いただける医療計算ツールのご紹介