新片桐スコアとは

2014年に片桐らにより報告された骨転移に対する生命予後を予測するスコアの1つである¹⁾｡  原発巣の種類､内臓転移､検査データ､PS､化学療法歴､多発骨転移の有無に基づき評価する｡ その他には徳橋スコアや富田スコアなどが知られている²⁾｡

新片桐スコアの点数

合計点と評価

合計点により､生存率を評価

• 0-3点  ：1年生存率 >80％
• 4-6点  ：1年生存率 30-80%
• 7-10点：1年生存率 ≦10％

使用上の注意

本スコアは､ 多様な骨転移の治療法を一定の基準に基づいて検討･計画する際に有用である｡ 骨修飾薬などの保存的治療の進歩に伴い､スコアの精度を見直していく必要がある²⁾｡

日本臨床腫瘍学会. 骨転移診療ガイドライン改訂第2版より

関連コンテンツ

🔢 新片桐スコア

🔢 SINスコア

🔢 Mirel's スコア

参考文献

1. New prognostic factors and scoring system for patients with skeletal metastasis. Cancer Med. 2014 Oct;3(5):1359-67. PMID: 25044999
2. 日本臨床腫瘍学会. 骨転移診療ガイドライン改訂第2版. 2022 南江堂

最終更新：2023年11月3日

監修医師：聖路加国際病院救急部 清水真人