シコニンは伝統的な中国の薬草"紫草"から発見された活性化合物で、抗炎症、抗酸化、抗ガン作用を持つ。自己免疫疾患の治療にも有効で、そのメカニズムはまだ完全には解明されていない。本総説では、シコニンの免疫関連疾患への応用とその抗炎症・免疫調節機構について最新の進歩を概観する。

シコニンの抗炎症・免疫調節作用についての最新の進歩をまとめた有益な総説だ。しかし、シコニンの作用メカニズムがまだ完全には解明されていない点は注意が必要だ。今後の研究により、その詳細なメカニズムが明らかになることを期待する。