この研究は、慢性閉塞性肺疾患（COPD）患者に対する在宅認知運動プログラムの有用性を評価するためのプロトコールを提案している。中等度から重度のCOPD患者24名を対象に、認知運動プログラムと身体運動プログラムの比較試験を8週間行う。認知運動プログラムは、BrainHQプラットフォームを用いて週5日、約60分間行う。試験の結果は、二重課題遂行能力、身体機能、日常生活動作（ADL）、健康関連QOL（HRQL）に関して評価される。

この研究は、COPD患者の認知機能改善に焦点を当てた新たなアプローチを提案している。しかし、サンプルサイズが小さく、また試験期間も短いため、結果の一般化には注意が必要だ。さらに大規模な試験が必要となるだろう。