帯状疱疹治療薬アメナメビルの市販後観察研究が行われ、3110例が解析対象となった。副作用発現率は0.77％で、重篤なものは4例だった。有効性は、皮膚改善率が95.5％と高く、特に皮膚病変が重度でない患者や疼痛が少ない患者で改善率が高かった。疼痛消失までの期間に影響を与えた要因は、治療開始時の皮膚病変と疼痛の重症度、および高齢だった。

アメナメビルの副作用発現率は低く、有効性も高いことが示された。しかし、重篤な副作用も確認されており、使用には注意が必要だ。また、治療効果には個々の病状や年齢が影響するため、個々の患者に合わせた治療選択が重要となる。