本研究は、静的ストレッチング・トレーニングが筋硬直に対する長期的効果を検討した。10報の論文をメタ分析し、3～12週間の静的ストレッチトレーニング後の筋硬直は、対照条件と比較して中等度に低下することが示された。性別や筋硬直評価の種類による有意差は認められず、総ストレッチ時間と筋硬直の間には有意な関係もなかった。

本研究は、静的ストレッチが筋硬直を中等度に低下させると結論づけている。しかし、総ストレッチ時間と筋硬直の間に有意な関係がないという結果は、ストレッチの時間よりもその方法や頻度が重要であることを示唆している可能性がある。