ステロイドは抗炎症作用や免疫抑制作用があり広く使用されるが、高血糖の副作用がある。糖尿病患者がステロイド治療を受けると、血糖管理が悪化し「ステロイド誘発性高血糖」となる。糖尿病未診断者でも「ステロイド誘発性糖尿病」が起こることがある。高血糖患者の管理方法に関するエビデンスは不足しており、本ガイドラインは英国のベストプラクティスに基づく。

ステロイド治療による高血糖の副作用は注意が必要である。糖尿病患者や未診断者においても影響があり、適切な血糖管理が求められる。本ガイドラインはエビデンス不足の部分があるものの、英国のベストプラクティスに基づいている。