本研究は、タンザニアのBugando Medical Centreの内視鏡室に通院する患者における食道カンジダ症の予測因子を調査した。622名の患者を対象に、食道カンジダ症の発症と関連する因子を分析した。食道カンジダ症は35名（5.6%）であり、年齢、女性、飲酒、喫煙、抗菌薬使用、HIV陽性、消化性潰瘍疾患の存在が独立した予測因子であった。

この研究は、食道カンジダ症の予測因子を明らかにするための重要な情報を提供している。ただし、レトロスペクティブ横断研究であるため、因果関係を確立することはできない。今後は、より大規模でプロスペクティブな研究が必要である。