概要
監修医師
FOM (ホスミシン®︎)

ポイント

  1. 大腸菌、 クレブシエラ、 プロテウスなどのGNRを中心として幅広い抗菌スペクトル
  2. 下部尿路感染症の治療には使用されるが、 通常腎盂腎炎には使用されない
  3. 国内では内服と静注の両方が使用可能
  4. ESBL産生菌に活性を有することがあるが臨床データに乏しく適応は慎重に判断

どんな細菌に効くの?

ホスホマイシン
  • グラム陰性桿菌 (GNR) が中心であるが、 グラム陽性菌も広域に活性を有する
  • ESBL産生菌にも活性を有する報告あり
  • 多剤耐性グラム陰性桿菌に活性を有することがあり必要に応じて選択肢の一つである
  • アシネトバクターやバクテロイデスには活性を有しない

日常臨床で使用する疾患例

  • 膀胱炎の代替選択肢のひとつ
  • 肺炎や副鼻腔炎などにも適応を有するが、 実際の臨床現場で使用する頻度は少ない

臨床使用例

  • 1回 500mg 8時間毎 (1日3回) 経口
  • 1回 1g 8時間毎 (1日3回) 静注

使用上の注意点

  • 嘔気・嘔吐などの消化器症状の副作用がみられることがあり、 慎重に症状を観察する
  • 下部尿路感染症の治療には使用されるが、 通常腎盂腎炎には使用されない
  • 耐性菌の発現を防ぐために、 感受性に基づき必要最小限の期間の投与にとどめ乱用には注意する

参考商品名

ホスミシン錠250 / 500

ホスホマイシンナトリウム静注用0.5g /1g /2g

最終更新 : 2024年11月25日
監修 : メイヨークリニック感染症科 松尾貴公

ホスホマイシン
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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監修・協力医一覧
ホスホマイシン
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FOM (ホスミシン®︎)
2024年11月25日更新

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FOM (ホスミシン®︎)

ポイント

  1. 大腸菌、 クレブシエラ、 プロテウスなどのGNRを中心として幅広い抗菌スペクトル
  2. 下部尿路感染症の治療には使用されるが、 通常腎盂腎炎には使用されない
  3. 国内では内服と静注の両方が使用可能
  4. ESBL産生菌に活性を有することがあるが臨床データに乏しく適応は慎重に判断

どんな細菌に効くの?

ホスホマイシン
  • グラム陰性桿菌 (GNR) が中心であるが、 グラム陽性菌も広域に活性を有する
  • ESBL産生菌にも活性を有する報告あり
  • 多剤耐性グラム陰性桿菌に活性を有することがあり必要に応じて選択肢の一つである
  • アシネトバクターやバクテロイデスには活性を有しない

日常臨床で使用する疾患例

  • 膀胱炎の代替選択肢のひとつ
  • 肺炎や副鼻腔炎などにも適応を有するが、 実際の臨床現場で使用する頻度は少ない

臨床使用例

  • 1回 500mg 8時間毎 (1日3回) 経口
  • 1回 1g 8時間毎 (1日3回) 静注

使用上の注意点

  • 嘔気・嘔吐などの消化器症状の副作用がみられることがあり、 慎重に症状を観察する
  • 下部尿路感染症の治療には使用されるが、 通常腎盂腎炎には使用されない
  • 耐性菌の発現を防ぐために、 感受性に基づき必要最小限の期間の投与にとどめ乱用には注意する

参考商品名

ホスミシン錠250 / 500

ホスホマイシンナトリウム静注用0.5g /1g /2g

最終更新 : 2024年11月25日
監修 : メイヨークリニック感染症科 松尾貴公

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抗菌薬ガイド

抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬の腎機能別投与量の計算や、主な適応疾患、スペクトラムを確認することができます。監修は、MDアンダーソンがんセンター 兼 聖路加国際病院感染症科の松尾貴公先生。

※薬剤選択時には、必ず添付文書および最新安全性情報も併せてご確認下さい。