計算
概要
監修医師

腎障害時の用量調整

CrCl1回投与量 (初日)投与間隔
50~4mg(6mg)/kg 12時間ごと静注
0~50血液透析を参照-
血液透析
CrCl<50ml/分や血液透析患者では、 静注剤の添加剤であるシクロデキストリンの蓄積を避けるため経口が好ましい (サンフォード感染症治療ガイド2020). ただし、 実際には関係ないとの報告や、 腎機能によらず長期使用で腎機能悪化の報告もみられるため、 専門家の判断に委ねる.
性別
kg
mg/dL
出典と注意点
サンフォード感染症治療ガイド2020
CrCl
--
ml/min
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ポイント

  • アスペルギルスに対する第一選択薬.
  • 相互作用が非常に多いことで有名!
  • 副作用は、 肝障害視覚障害昏睡など.
  • 中枢神経への移行が良好である.

どんな真菌に効くの?

  • ⭕ アスペルギルス全般
  • ⭕ フサリウムなどその他の糸状菌
  • ❌ ムーコル症

日常臨床で使用する疾患例

  • 侵襲性アスペルギルス症
  • フサリウムなどのその他の糸状菌感染症

臨床使用例

通常用量 (静注)

  • 6mg/kg 12時間ごと2回、 その後 4mg/kg12時間ごと
  • 理想体重を用いることに注意.

通常用量 (経口)

  • 体重≧40kg:400mg経口12時間ごと2回、その後 200mg経口12時間ごと
  • 体重<40kg:150mg経口12時間ごと2回、その後 100mg経口12時間ごと

注意点

  • 併用禁忌薬が多い(リファンピシン、リファブチン、エファビレンツ、リトナビル、カルバマゼピン、キニジン、トリアゾラム、ブロナンセリン、スボレキサント、リバロキサバン、アゼルニジピン、リオシグアトなど)
  • 併用注意薬も多い(シクロスポリン、ワーファリン、オピオイド、ベンゾジアゼピン薬、抗HIV薬など)
  • 20%の患者で投与直後に一過性の視覚異常を生じる (患者に対して説明が必要である).
  • トラフ濃度1.5-5.0 μg/mLを目標にする:副作用としてQT延長骨髄抑制肝障害消化器症状、昏睡
  • 長期使用で皮膚がん (PMID: 24363331)・骨周囲炎 (PMID: 24992954) のリスクが増加する報告もある.
  • CrCl<50mL/分の患者は、 静注剤の添加剤スルホブチルエーテルβ-シクロデキストリン (SBECD)が蓄積する可能性があるとされ(PMID: 22267716)、長期使用で腎機能悪化の報告(PMID: 29987145) もみられるため、 腎機能障害時や長期使用に際しては専門家の判断に委ねる.

参考商品名


最終更新:2021年7月27日
監修医師:聖路加国際病院/MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公


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こちらの記事の監修医師
MDアンダーソンがんセンター 感染症科 松尾貴公先生
MDアンダーソンがんセンター
感染症科 松尾貴公先生

2011年、聖路加国際病院 ベストレジデント受賞。 2013年~2020年、聖路加ベストティーチャー賞受賞。 聖路加国際病院感染症科医員で、現在はテキサス大学ヒューストン校 / MDアンダーソンがんセンター 感染症科に留学中。

MDアンダーソンがんセンター 感染症科 松尾貴公先生
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感染症科 松尾貴公先生

2011年、聖路加国際病院 ベストレジデント受賞。 2013年~2020年、聖路加ベストティーチャー賞受賞。 聖路加国際病院感染症科医員で、現在はテキサス大学ヒューストン校 / MDアンダーソンがんセンター 感染症科に留学中。

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CrCl1回投与量 (初日)投与間隔
50~4mg(6mg)/kg 12時間ごと静注
0~50血液透析を参照-
血液透析
CrCl<50ml/分や血液透析患者では、 静注剤の添加剤であるシクロデキストリンの蓄積を避けるため経口が好ましい (サンフォード感染症治療ガイド2020). ただし、 実際には関係ないとの報告や、 腎機能によらず長期使用で腎機能悪化の報告もみられるため、 専門家の判断に委ねる.
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  • 相互作用が非常に多いことで有名!
  • 副作用は、 肝障害視覚障害昏睡など.
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  • ⭕ アスペルギルス全般
  • ⭕ フサリウムなどその他の糸状菌
  • ❌ ムーコル症

日常臨床で使用する疾患例

  • 侵襲性アスペルギルス症
  • フサリウムなどのその他の糸状菌感染症

臨床使用例

通常用量 (静注)

  • 6mg/kg 12時間ごと2回、 その後 4mg/kg12時間ごと
  • 理想体重を用いることに注意.

通常用量 (経口)

  • 体重≧40kg:400mg経口12時間ごと2回、その後 200mg経口12時間ごと
  • 体重<40kg:150mg経口12時間ごと2回、その後 100mg経口12時間ごと

注意点

  • 併用禁忌薬が多い(リファンピシン、リファブチン、エファビレンツ、リトナビル、カルバマゼピン、キニジン、トリアゾラム、ブロナンセリン、スボレキサント、リバロキサバン、アゼルニジピン、リオシグアトなど)
  • 併用注意薬も多い(シクロスポリン、ワーファリン、オピオイド、ベンゾジアゼピン薬、抗HIV薬など)
  • 20%の患者で投与直後に一過性の視覚異常を生じる (患者に対して説明が必要である).
  • トラフ濃度1.5-5.0 μg/mLを目標にする:副作用としてQT延長骨髄抑制肝障害消化器症状、昏睡
  • 長期使用で皮膚がん (PMID: 24363331)・骨周囲炎 (PMID: 24992954) のリスクが増加する報告もある.
  • CrCl<50mL/分の患者は、 静注剤の添加剤スルホブチルエーテルβ-シクロデキストリン (SBECD)が蓄積する可能性があるとされ(PMID: 22267716)、長期使用で腎機能悪化の報告(PMID: 29987145) もみられるため、 腎機能障害時や長期使用に際しては専門家の判断に委ねる.

参考商品名


最終更新:2021年7月27日
監修医師:聖路加国際病院/MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公


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MDアンダーソンがんセンター 感染症科 松尾貴公先生
MDアンダーソンがんセンター
感染症科 松尾貴公先生

2011年、聖路加国際病院 ベストレジデント受賞。 2013年~2020年、聖路加ベストティーチャー賞受賞。 聖路加国際病院感染症科医員で、現在はテキサス大学ヒューストン校 / MDアンダーソンがんセンター 感染症科に留学中。

MDアンダーソンがんセンター 感染症科 松尾貴公先生
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MDアンダーソンがんセンター
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聖路加国際病院感染症科 医員

MDアンダーソンがんセンター留学中

聖路加ベストティーチャー賞受賞

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抗菌薬ガイドとは

抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬の腎機能別投与量の計算や、主な適応疾患、スペクトラムを確認することができます。監修は、MDアンダーソンがんセンター 兼 聖路加国際病院感染症科の松尾貴公先生。

※薬剤選択時には、必ず添付文書および最新安全性情報も併せてご確認下さい。

βラクタム系
マクロライド系
フルオロキノロン系
アミノグリコシド系
テトラサイクリン系
グリコペプチド系
オキサゾリジノン系
その他
抗ウイルス薬
抗真菌薬
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