計算
概要
監修医師

腎障害時の用量調整

CrCl1回投与量(*初回)投与間隔
0~50mg (*70mg)24時間毎
血液透析
腎機能障害による調整は不要.
性別
kg
mg/dL
出典と注意点
サンフォード感染症治療ガイド2020
CrCl
--
ml/min
カスポファンギン
CPFG (カンサイダス®、カスポファンギン®)

ポイント

  • 抗真菌薬の基本!カンジダに対する第一選択薬でありカンジダ血症を疑った場合には迷わず投与.
  • 肝代謝であり、腎機能による調整が不要.
  • 副作用は少ないが、 高度の肝障害の際は注意が必要.

どんな真菌に効くの?

  • ⭕️ カンジダ全般*
  • ⭕️ アスペルギルスは高用量で効果あり
  • ❌ クリプトコッカス、ムーコルは活性なし
*C.glabrata、 C.guilliermondii、C.parapsilosis耐性のことがある

日常臨床で使用する疾患例

  • カンジダ血症に対する第一選択薬

臨床使用例

  • Loading: 1回 70mg
  • 維持量 : 1回 50mg 24時間毎 (1日1回)

注意点

  • C. glabrata、C. guilliermondii、C.parapsilosisに対しては耐性のことがあり注意が必要である.
  • 中枢神経には到達しにくいため、アゾール系が望ましい.
  • 副作用は少ない (肝障害はMCFGと比較して少ない).
  • Loadingが必要である.

参考商品名

最終更新:2024年3月25日
監修医師:聖路加国際病院/MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公

カスポファンギン
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
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監修・協力医一覧
カスポファンギン
カスポファンギン

カスポファンギン

CPFG(カンサイダス、カスポファンギン®)
2021年11月24日更新

腎障害時の用量調整

CrCl1回投与量(*初回)投与間隔
0~50mg (*70mg)24時間毎
血液透析
腎機能障害による調整は不要.
性別
kg
mg/dL
出典と注意点
サンフォード感染症治療ガイド2020
CrCl
--
ml/min

概要

CPFG (カンサイダス®、カスポファンギン®)

ポイント

  • 抗真菌薬の基本!カンジダに対する第一選択薬でありカンジダ血症を疑った場合には迷わず投与.
  • 肝代謝であり、腎機能による調整が不要.
  • 副作用は少ないが、 高度の肝障害の際は注意が必要.

どんな真菌に効くの?

  • ⭕️ カンジダ全般*
  • ⭕️ アスペルギルスは高用量で効果あり
  • ❌ クリプトコッカス、ムーコルは活性なし
*C.glabrata、 C.guilliermondii、C.parapsilosis耐性のことがある

日常臨床で使用する疾患例

  • カンジダ血症に対する第一選択薬

臨床使用例

  • Loading: 1回 70mg
  • 維持量 : 1回 50mg 24時間毎 (1日1回)

注意点

  • C. glabrata、C. guilliermondii、C.parapsilosisに対しては耐性のことがあり注意が必要である.
  • 中枢神経には到達しにくいため、アゾール系が望ましい.
  • 副作用は少ない (肝障害はMCFGと比較して少ない).
  • Loadingが必要である.

参考商品名

最終更新:2024年3月25日
監修医師:聖路加国際病院/MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公

こちらの記事の監修医師
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監修・協力医一覧
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各領域の第一線の専門医が複数在籍

最新トピックに関する独自記事を配信中

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抗菌薬ガイド

抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬の腎機能別投与量の計算や、主な適応疾患、スペクトラムを確認することができます。監修は、MDアンダーソンがんセンター 兼 聖路加国際病院感染症科の松尾貴公先生。

※薬剤選択時には、必ず添付文書および最新安全性情報も併せてご確認下さい。