計算
概要
監修医師

腎障害時の用量調整

CrCl1回投与量投与間隔
50~100~400mg24時間ごと
0~5050~200mg24時間ごと
血液透析
HD/PD:50~200mg 24時間ごと、 CVVH:200~400mg 24時間ごと、 CVVHD:400~800mg 24時間ごと
性別
kg
mg/dL
出典と注意点
サンフォード抗菌薬ガイド2021
一部保険用量と異なります. 患者の病態や、 実際の薬剤情報、 ガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.
CrCl
--
ml/min
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FLCZ (ジフルカン®)

ポイント

  1. Candida albicansに対する第一選択薬.
  2. C.krusei、C.glabrataなどのnon-albicans CandidaはFLCZに対して耐性.
  3. 薬剤相互作用が非常に多く、 注意が必要.
  4. バイオアベイラビリティに優れ、 内服と点滴量は同等.

どんな真菌に効くの?¹⁾²⁾

  • ⭕ Candida albicans、 C. parapsilosis, C.guilliermondii
  • ⭕ Cryptococcus neoformans
  • ⭕ Coccidioides immitis
  • ❌ C.krusei (100%)、 C.glabrata (一部)などのnon-albicans Candida

日常臨床で使用する疾患例

カンジダ感染症を疑う場合に、 エキノキャンディン系から変更する形で投与する場合が多い.

  • C.albicansなどのFLCZ感受性Candida属による菌血症、 眼内炎、 関節炎など
  • 口腔カンジダ症食道カンジダ症
  • コクシジオイデス症
  • 播種性クリプトコッカス症
  • 膣カンジダ
  • 化学療法中の血液疾患患者などにおける真菌感染症予防
  • 他ヒストプラズマ症, ブラストマイコーシス症

臨床使用例(成人腎機能正常例)

カンジダ菌血症, 侵襲性カンジダ血症

  • 800mg (12mg/kg) IV/内服 x 1回, その後400mg (6mg/kg) IV/内服 1日1回

食道カンジダ症

  • 200-400mg/日 (3-6mg/kg/日) 1日1回, 14-21日 内服
  • または400mg (6mg/kg/日) 1日1回 24時間ごとでIV
  • 再発を繰り返している場合100~200mgを週3回内服を検討.

口腔カンジダ

  • 100-200mg 内服 1日1回 7-14日

カンジダ外陰腟炎

  • 150mg 単回内服

クリプトコッカス症(非髄膜炎)

  • 400mg (6mg/kg) 内服 1日1回 6-12ヶ月

クリプトコッカス髄膜炎、コクシジオイデス症

  • 専門的であり割愛する.

注意点

  • 薬剤相互作用が非常に多いため注意が必要.
  • 嘔気頭痛皮疹などが有名だが、 AST上昇脱毛 (400mg/日以上) がそれぞれ20%で見られる.
  • 妊婦への使用で流産率が上昇する可能性が指摘されている²⁾.
  • 妊娠第1期で筋骨格系の奇形リスク上昇が指摘されている³⁾.

参考商品名

参考文献

  1. サンフォード抗菌薬ガイド2021
  2. Johns Hopkins POC-IT Guides
  3. JAMA. 2016 Jan 5;315(1):58-67.
  4. BMJ. 2020 May 20;369:m1494.


最終更新:2022年1月4日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人
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聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
救急部 清水真人先生

2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
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2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

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50~100~400mg24時間ごと
0~5050~200mg24時間ごと
血液透析
HD/PD:50~200mg 24時間ごと、 CVVH:200~400mg 24時間ごと、 CVVHD:400~800mg 24時間ごと
性別
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出典と注意点
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一部保険用量と異なります. 患者の病態や、 実際の薬剤情報、 ガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.
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ポイント

  1. Candida albicansに対する第一選択薬.
  2. C.krusei、C.glabrataなどのnon-albicans CandidaはFLCZに対して耐性.
  3. 薬剤相互作用が非常に多く、 注意が必要.
  4. バイオアベイラビリティに優れ、 内服と点滴量は同等.

どんな真菌に効くの?¹⁾²⁾

  • ⭕ Candida albicans、 C. parapsilosis, C.guilliermondii
  • ⭕ Cryptococcus neoformans
  • ⭕ Coccidioides immitis
  • ❌ C.krusei (100%)、 C.glabrata (一部)などのnon-albicans Candida

日常臨床で使用する疾患例

カンジダ感染症を疑う場合に、 エキノキャンディン系から変更する形で投与する場合が多い.

  • C.albicansなどのFLCZ感受性Candida属による菌血症、 眼内炎、 関節炎など
  • 口腔カンジダ症食道カンジダ症
  • コクシジオイデス症
  • 播種性クリプトコッカス症
  • 膣カンジダ
  • 化学療法中の血液疾患患者などにおける真菌感染症予防
  • 他ヒストプラズマ症, ブラストマイコーシス症

臨床使用例(成人腎機能正常例)

カンジダ菌血症, 侵襲性カンジダ血症

  • 800mg (12mg/kg) IV/内服 x 1回, その後400mg (6mg/kg) IV/内服 1日1回

食道カンジダ症

  • 200-400mg/日 (3-6mg/kg/日) 1日1回, 14-21日 内服
  • または400mg (6mg/kg/日) 1日1回 24時間ごとでIV
  • 再発を繰り返している場合100~200mgを週3回内服を検討.

口腔カンジダ

  • 100-200mg 内服 1日1回 7-14日

カンジダ外陰腟炎

  • 150mg 単回内服

クリプトコッカス症(非髄膜炎)

  • 400mg (6mg/kg) 内服 1日1回 6-12ヶ月

クリプトコッカス髄膜炎、コクシジオイデス症

  • 専門的であり割愛する.

注意点

  • 薬剤相互作用が非常に多いため注意が必要.
  • 嘔気頭痛皮疹などが有名だが、 AST上昇脱毛 (400mg/日以上) がそれぞれ20%で見られる.
  • 妊婦への使用で流産率が上昇する可能性が指摘されている²⁾.
  • 妊娠第1期で筋骨格系の奇形リスク上昇が指摘されている³⁾.

参考商品名

参考文献

  1. サンフォード抗菌薬ガイド2021
  2. Johns Hopkins POC-IT Guides
  3. JAMA. 2016 Jan 5;315(1):58-67.
  4. BMJ. 2020 May 20;369:m1494.


最終更新:2022年1月4日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人
こちらの記事の監修医師
聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
救急部 清水真人先生

2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
救急部 清水真人先生

2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

聖路加国際病院
こちらの記事の監修医師
聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
救急部 清水真人先生

聖路加国際病院救急部 医員

日本救急医学会 専門医

聖路加ベストティーチャー賞受賞

聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
救急部 清水真人先生

2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

抗菌薬ガイドとは

抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬の腎機能別投与量の計算や、主な適応疾患、スペクトラムを確認することができます。監修は、MDアンダーソンがんセンター 兼 聖路加国際病院感染症科の松尾貴公先生。

※薬剤選択時には、必ず添付文書および最新安全性情報も併せてご確認下さい。

βラクタム系
マクロライド系
フルオロキノロン系
アミノグリコシド系
テトラサイクリン系
グリコペプチド系
オキサゾリジノン系
その他
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