計算
概要
監修医師

腎障害時の用量調整

CrCl1回投与量投与間隔
0~3~5mg/kg24時間
血液透析
腎機能障害による調整は不要である.
性別
kg
mg/dL
出典と注意点
サンフォード感染症治療ガイド2020
CrCl
--
ml/min
リポソームアムホテリシンB
L-AMB (アムビゾーム®など)

ポイント

  • ムーコルクリプトコッカスをカバーし、 幅広いスペクトラムを持つ抗真菌薬である.
  • 副作用として腎機能障害電解質異常 (低K、低Mg) は頻度が高く、注意が必要である.
  • Infusion reactionを起こすことがあり、 前投薬を準備することもある.

どんな真菌に効くの?

  • ⭕ カンジダ
  • ⭕ アスペルギルス全般
  • ⭕ ムーコル
  • ⭕ クリプトコッカス

日常臨床で使用する疾患例

  • カンジダ症
  • 侵襲性アスペルギルス症・フサリウムなどの糸状菌による感染症
  • ムーコル症
  • クリプトコッカス症

臨床使用例

 1回 3~5mg/kg 24時間毎(1日1回)

注意点

  • 副作用として、 腎機能障害低カリウム血症低マグネシウム血症が有名である
  • 投与直後にinfusion reactionが生じることがあり、 注意が必要
  • ジゴキシンとの併用でジゴキシンの濃度を増加させる

参考商品名

最終更新:2024年3月25日
監修医師:聖路加国際病院/MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公

リポソームアムホテリシンB
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
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監修・協力医一覧
リポソームアムホテリシンB
リポソームアムホテリシンB

リポソームアムホテリシンB

L-AMB(アムビゾーム®)
2021年11月19日更新

腎障害時の用量調整

CrCl1回投与量投与間隔
0~3~5mg/kg24時間
血液透析
腎機能障害による調整は不要である.
性別
kg
mg/dL
出典と注意点
サンフォード感染症治療ガイド2020
CrCl
--
ml/min

概要

L-AMB (アムビゾーム®など)

ポイント

  • ムーコルクリプトコッカスをカバーし、 幅広いスペクトラムを持つ抗真菌薬である.
  • 副作用として腎機能障害電解質異常 (低K、低Mg) は頻度が高く、注意が必要である.
  • Infusion reactionを起こすことがあり、 前投薬を準備することもある.

どんな真菌に効くの?

  • ⭕ カンジダ
  • ⭕ アスペルギルス全般
  • ⭕ ムーコル
  • ⭕ クリプトコッカス

日常臨床で使用する疾患例

  • カンジダ症
  • 侵襲性アスペルギルス症・フサリウムなどの糸状菌による感染症
  • ムーコル症
  • クリプトコッカス症

臨床使用例

 1回 3~5mg/kg 24時間毎(1日1回)

注意点

  • 副作用として、 腎機能障害低カリウム血症低マグネシウム血症が有名である
  • 投与直後にinfusion reactionが生じることがあり、 注意が必要
  • ジゴキシンとの併用でジゴキシンの濃度を増加させる

参考商品名

最終更新:2024年3月25日
監修医師:聖路加国際病院/MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公

こちらの記事の監修医師
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監修・協力医一覧
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各領域の第一線の専門医が複数在籍

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抗菌薬ガイド

抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬の腎機能別投与量の計算や、主な適応疾患、スペクトラムを確認することができます。監修は、MDアンダーソンがんセンター 兼 聖路加国際病院感染症科の松尾貴公先生。

※薬剤選択時には、必ず添付文書および最新安全性情報も併せてご確認下さい。