計算
概要
監修医師

腎障害時の用量調整

CrCl1回投与量投与間隔
0~100mg (初期投与のみ200mg)12時間ごと
血液透析
腎機能による用量調整は不要である.
性別
kg
mg/dL
出典と注意点
サンフォード感染症治療ガイド2020
CrCl
--
ml/min
ミノサイクリン
MINO (ミノマイシン®、 ミノサイクリン®)

ポイント

  • GPC・GNR・細胞内寄生菌に対し、幅広くカバー!
  • 静注と内服の両方を有する!
  • 生物学的利用率 (bioavailability) が良好!

どんな細菌に効くの?

ミノサイクリン
  • MRSAを含むGPCを中心に、 緑膿菌を除くGNRもカバー
  • 細胞内寄生菌全般にも感受性あり

日常臨床で使用する疾患例

  • Mycoplasma、 Chlamydophila、 Legionellaなどの非定型肺炎の第一選択薬の1つ
  • Chlamydia、 Mycoplasma、 Ureaplasmaなどの性関連感染症の選択薬の1つ
  • リケッチア、 ライム病、 ブルセラ、 Q熱などの細胞内寄生菌に対する選択薬の1つ

臨床使用例

 1回 100mg 12時間毎(1日2回)

注意点

  • 小児・妊婦・授乳婦に対しては、 骨、 歯牙への色素沈着を引き起こすために禁忌.
  • 副作用として、 嘔気、 日光過敏、 前庭神経障害、 色素沈着が重要であり注意を要する.
  • MSSA、 連鎖球菌、 肺炎球菌に対しては耐性が増加しているために注意を要する.

参考商品名

最終更新:2024年3月15日
監修医師:聖路加国際病院/MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公

ミノサイクリン
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
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監修・協力医一覧
ミノサイクリン
ミノサイクリン

ミノサイクリン

MINO(ミノマイシン、ミノサイクリン®)
2021年11月19日更新

腎障害時の用量調整

CrCl1回投与量投与間隔
0~100mg (初期投与のみ200mg)12時間ごと
血液透析
腎機能による用量調整は不要である.
性別
kg
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出典と注意点
サンフォード感染症治療ガイド2020
CrCl
--
ml/min

概要

MINO (ミノマイシン®、 ミノサイクリン®)

ポイント

  • GPC・GNR・細胞内寄生菌に対し、幅広くカバー!
  • 静注と内服の両方を有する!
  • 生物学的利用率 (bioavailability) が良好!

どんな細菌に効くの?

ミノサイクリン
  • MRSAを含むGPCを中心に、 緑膿菌を除くGNRもカバー
  • 細胞内寄生菌全般にも感受性あり

日常臨床で使用する疾患例

  • Mycoplasma、 Chlamydophila、 Legionellaなどの非定型肺炎の第一選択薬の1つ
  • Chlamydia、 Mycoplasma、 Ureaplasmaなどの性関連感染症の選択薬の1つ
  • リケッチア、 ライム病、 ブルセラ、 Q熱などの細胞内寄生菌に対する選択薬の1つ

臨床使用例

 1回 100mg 12時間毎(1日2回)

注意点

  • 小児・妊婦・授乳婦に対しては、 骨、 歯牙への色素沈着を引き起こすために禁忌.
  • 副作用として、 嘔気、 日光過敏、 前庭神経障害、 色素沈着が重要であり注意を要する.
  • MSSA、 連鎖球菌、 肺炎球菌に対しては耐性が増加しているために注意を要する.

参考商品名

最終更新:2024年3月15日
監修医師:聖路加国際病院/MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公

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監修・協力医一覧
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抗菌薬ガイド

抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬の腎機能別投与量の計算や、主な適応疾患、スペクトラムを確認することができます。監修は、MDアンダーソンがんセンター 兼 聖路加国際病院感染症科の松尾貴公先生。

※薬剤選択時には、必ず添付文書および最新安全性情報も併せてご確認下さい。