治療スケジュール
概要
監修医師

L-OHP:オキサリプラチン(エルプラット®)

投与量コース投与日
85mg/m² 点滴1~Day1

l-LV:レボホリナートカルシウム(アイソボリン®)

投与量コース投与日
200mg/m² 点滴1~Day1

5-FU:フルオロウラシル(フルオロウラシル®)

投与量コース投与日
400mg/m² 急速静注1~Day1
2400mg/m² 持続静注1~Day1~3

その他

1コース14日間
L-OHP+l-LV+5-FUをFOLFOX療法と呼ぶ。
レジメン
FOLFOX
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

用法用量

投与開始基準

CheckMate649¹⁾より抜粋

18歳以上の未治療で切除不能な進行性または転移性の胃癌、 胃食道接合部 (GEJ) 癌、 または食道腺癌を患っているPS0、 1の患者

減量基準

初回基準量と減量レベル

主な有害事象

CheckMate649¹⁾

有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)

主な有害事象

  • 悪心 38.1% (2.5%)
  • 下痢 26.9% (3.1%)
  • 嘔吐 21.6% (3.1%)
  • 倦怠感 22.6% (2.2%)
  • 貧血 22.3% (2.7%)
  • 食欲低下 18.1% (1.7%)
  • 血小板減少症 18.9% (1.7%)
  • 血小板数減少 15.0% (2.5%)
  • AST増加 9.0% (0.7%)
  • 白血球数減少 10.0% (1.7%)
  • ALT増加 6.5% (0.7%)
  • 好中球数減少 15.4% (8.7%)
  • 好中球減少症 23.6% (12.1%)

注意すべき有害事象

  • 手掌足底赤血球感覚異常症候群 10.6% (0.8%)

上手に使うためのワンポイント

  • 胃癌は治療開始時にすでに体重減少を伴っていることが多いこと、 狭窄・腹膜播種など催吐リスクが高い。 経口フッ化ピリジン内服が困難でFOLFOXを選択した場合は特に、 CINV予防として3剤併用 (NK1拮抗薬+5HT3拮抗薬+ステロイド) ないしは4剤併用 (NK1拮抗薬+5HT3拮抗薬+ステロイド+オランザピン) を考慮する。
  • オキサリプラチンによるCIPNにより、 2次治療のPTX投与が困難になる時がある。 治療効果が十分と考えられ、 CIPN Grade2となった場合は、 オキサリプラチンの中止を考慮する。 上記を考慮しオキサリプラチンについては計画中止も治療選択肢と考えられる。 

特徴と注意点

  • ガイドラインでは、 HER2陰性胃癌1次治療において 「推奨される化学療法レジメン」 である。
  • 肝・腎機能低下で投与制限を受ける経口フッ化ピリミジンより使用しやすい。 
  • FOLFOXは高度腹膜播種を有する胃癌でも使用可能でありWJOG10517Gの結果から腹水制御も期待される。

関連する臨床試験

CheckMate649¹⁾

化学療法未治療の切除不能な進行又は再発胃癌 (食道胃接合部癌を含む) を対象に、 オプジーボと化学療法 (フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤及びプラチナ製剤) 併用群の化学療法群に対する優越性を検証するとともに、 安全性も検討することを目的とした国際共同非盲検無作為化比較第Ⅲ相試験。 主要評価項目はPD-L1発現状況がCPS≧5の症例における全生存期間 (OS) 、 無増悪生存期間 (PFS) で、 副次的評価項目はPD-L1発現状況がCPS≧1の症例及び無作為化されたすべての症例におけるOSなどとされた。 

Lancet. 2021 Jul 3;398(10294):27-40. 

出典

  1. First-line nivolumab plus chemotherapy versus chemotherapy alone for advanced gastric, gastro-oesophageal junction, and oesophageal adenocarcinoma (CheckMate 649): a randomised, open-label, phase 3 trial. Lancet. 2021 Jul 3;398(10294):27-40. PMID: 34102137
最終更新日:2023年9月27日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師

レジメン
FOLFOX
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
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監修・協力医一覧
レジメン
FOLFOX
レジメン
FOLFOX

FOLFOX

オキサリプラチン+レボホリナートカルシウム+フルオロウラシル
2024年04月24日更新

L-OHP:オキサリプラチン(エルプラット®)

投与量コース投与日
85mg/m² 点滴1~Day1

l-LV:レボホリナートカルシウム(アイソボリン®)

投与量コース投与日
200mg/m² 点滴1~Day1

5-FU:フルオロウラシル(フルオロウラシル®)

投与量コース投与日
400mg/m² 急速静注1~Day1
2400mg/m² 持続静注1~Day1~3

その他

1コース14日間
L-OHP+l-LV+5-FUをFOLFOX療法と呼ぶ。

概要

本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

用法用量

投与開始基準

CheckMate649¹⁾より抜粋

18歳以上の未治療で切除不能な進行性または転移性の胃癌、 胃食道接合部 (GEJ) 癌、 または食道腺癌を患っているPS0、 1の患者

減量基準

初回基準量と減量レベル

主な有害事象

CheckMate649¹⁾

有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)

主な有害事象

  • 悪心 38.1% (2.5%)
  • 下痢 26.9% (3.1%)
  • 嘔吐 21.6% (3.1%)
  • 倦怠感 22.6% (2.2%)
  • 貧血 22.3% (2.7%)
  • 食欲低下 18.1% (1.7%)
  • 血小板減少症 18.9% (1.7%)
  • 血小板数減少 15.0% (2.5%)
  • AST増加 9.0% (0.7%)
  • 白血球数減少 10.0% (1.7%)
  • ALT増加 6.5% (0.7%)
  • 好中球数減少 15.4% (8.7%)
  • 好中球減少症 23.6% (12.1%)

注意すべき有害事象

  • 手掌足底赤血球感覚異常症候群 10.6% (0.8%)

上手に使うためのワンポイント

  • 胃癌は治療開始時にすでに体重減少を伴っていることが多いこと、 狭窄・腹膜播種など催吐リスクが高い。 経口フッ化ピリジン内服が困難でFOLFOXを選択した場合は特に、 CINV予防として3剤併用 (NK1拮抗薬+5HT3拮抗薬+ステロイド) ないしは4剤併用 (NK1拮抗薬+5HT3拮抗薬+ステロイド+オランザピン) を考慮する。
  • オキサリプラチンによるCIPNにより、 2次治療のPTX投与が困難になる時がある。 治療効果が十分と考えられ、 CIPN Grade2となった場合は、 オキサリプラチンの中止を考慮する。 上記を考慮しオキサリプラチンについては計画中止も治療選択肢と考えられる。 

特徴と注意点

  • ガイドラインでは、 HER2陰性胃癌1次治療において 「推奨される化学療法レジメン」 である。
  • 肝・腎機能低下で投与制限を受ける経口フッ化ピリミジンより使用しやすい。 
  • FOLFOXは高度腹膜播種を有する胃癌でも使用可能でありWJOG10517Gの結果から腹水制御も期待される。

関連する臨床試験

CheckMate649¹⁾

化学療法未治療の切除不能な進行又は再発胃癌 (食道胃接合部癌を含む) を対象に、 オプジーボと化学療法 (フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤及びプラチナ製剤) 併用群の化学療法群に対する優越性を検証するとともに、 安全性も検討することを目的とした国際共同非盲検無作為化比較第Ⅲ相試験。 主要評価項目はPD-L1発現状況がCPS≧5の症例における全生存期間 (OS) 、 無増悪生存期間 (PFS) で、 副次的評価項目はPD-L1発現状況がCPS≧1の症例及び無作為化されたすべての症例におけるOSなどとされた。 

Lancet. 2021 Jul 3;398(10294):27-40. 

出典

  1. First-line nivolumab plus chemotherapy versus chemotherapy alone for advanced gastric, gastro-oesophageal junction, and oesophageal adenocarcinoma (CheckMate 649): a randomised, open-label, phase 3 trial. Lancet. 2021 Jul 3;398(10294):27-40. PMID: 34102137
最終更新日:2023年9月27日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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レジメン(消化器)

がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。

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