HOKUTO編集部
3日前
キアゲンは4月11日、IDH1遺伝子変異陽性急性骨髄性白血病 (AML) を適応とした新規IDH1阻害薬イボシデニブ (商品名 ティブソボ®錠) に対するコンパニオン診断薬『ipsogen IDH1変異検出キットRGQ 「キアゲン」 』の承認を取得したと発表した。
AMLの治療では強力化学療法で寛解を目指すことが標準の選択肢だが、 強力化学療法に不適格な患者への標的療法として、 IDH1は2017年WHO分類で分子標的治療対象患者を選択するマーカーのひとつとされており¹⁾、 日本人AML患者のIDH1遺伝子変異陽性率 (急性前骨髄球性白血病 [APL] を除く) は9.5%と算出される²⁾。
イボシデニブは、 日本セルヴィエが開発した新規IDH1阻害薬で、 「IDH1遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病 (AML) 」 を適応とし3月27日に承認された。
キアゲンが開発した『ipsogen IDH1変異検出キットRGQ 「キアゲン」 』は、 イボシデニブのAML患者への適応判定に用いるコンパニオン診断薬 (CDx) で、 リアルタイムPCR技術 (DNAの増幅をリアルタイムに測定する技術) を用いて、 患者の血液または骨髄穿刺液からIDH1遺伝子の5つの変異 (R132C、 R132H、 R132S、 R132G、 R132L) を検出する。 キアゲンにとって4つ目のコンパニオン診断薬の承認取得となる。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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