アトピー性皮膚炎治療薬イブグリース、 在宅自己注射が可能に
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HOKUTO編集部

7日前

アトピー性皮膚炎治療薬イブグリース、 在宅自己注射が可能に

アトピー性皮膚炎治療薬イブグリース、 在宅自己注射が可能に
日本イーライリリーは5月1日、 アトピー性皮膚炎の治療薬レブリキズマブ (製品名 イブグリース®皮下注250mgオートインジェクター、 イブグリース®皮下注250mgシリンジ) が、 同日から在宅自己注射の対象薬剤となった旨を発表した。 また、 『レブリキズマブ (遺伝子組換え) 製剤の最適使用推進ガイドライン (既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎) 』の一部改正も行われた。 

在宅自己注射となった背景

これまでは通院による皮下投与が必要

抗ヒトIL-13モノクローナル抗体製剤レブリキズマブ (製品名 イブグリース) は、 既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎に使用される皮下投与製剤として2024年5月に発売された。これまでは、 初回以降2週間隔 (4週以降は患者の状態に応じて4週間隔も可能) で通院のうえ院内での皮下投与が必要であった。

5月1日から在宅自己注射の対象薬剤となったことに伴い、 医師が妥当と判断した患者については、 十分な説明およびトレーニングを受けたうえで在宅での自己注射が可能となった。

最適使用推進GLの一部改正

在宅自己投与における妥当性の検討と教育や訓練・指導について明記

レブリキズマブを既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎に対して使用する際の留意事項については、 最適使用推進ガイドラインとして 「レブリキズマブ (遺伝子組換え) 製剤の最適使用推進ガイドライン (既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎) について」 (令和6年4月16 日付け医薬薬審発0416 第1号厚生労働省医薬局医薬品審査管理課長通知) により示されてきた。

5月にレブリキズマブの電子添文が改訂されたことに伴い、 上記ガイドラインが以下のとおり改訂された。

改訂内容 : 「6.投与に際して留意すべき事項」 において以下追加
9) 自己投与の実施に当たっては、 実施の妥当性を慎重に検討し、 患者又はその保護者に対して適切な教育、 訓練及び指導をすること。

▼全文あるいは詳細は以下を参照

日本皮膚科学会公式サイト (外部サイト)

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薬剤情報

イブグリース皮下注250mgオートインジェクター

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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