日本アレルギー学会は10月17日､ 『喘息予防･管理ガイドライン2024』(以下､ ガイドライン) を発表した｡ 1998年の発刊以来､ 9回目の改訂となる｡ ガイドラインの主な変更点は以下の通り｡

ガイドラインの主な変更点*

*出版元の協和企画HPを基に作成

1. 炎症･喘息の分類が ｢2型 (Type2) 喘息｣ ｢Type2 low喘息｣ などに整理された
2. 新規に ｢臨床的寛解 (Clinical remission)｣ に関する解説が追加された
3. ｢気道炎症の機序｣ に関し､ 最新の知見が加えた解説がなされた､
4. 患者の症状や気道炎症のタイプなどに応じて個別化された治療を目指す ｢Treatable traitsアプローチ｣ について解説が加えられた
5. 難治性喘息に対応するための生物学的製剤のフローチャートが改訂された
6. 成人喘息の長期管理に関するCQが6項目策定された

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