細菌性肺炎と非定型肺炎の鑑別
日本呼吸器学会「成人肺炎診療ガイドライン2017」では以下の項目のうち、4項目以上合致すれば非定型肺炎 (atypical pneumonia) を疑うとされる¹⁾。
①年齢60歳未満
②基礎疾患がない、 あるいは軽微
③頑固な咳
④胸部聴診所見が乏しい
⑤痰がない、 あるいは迅速診断法で原因菌らしいものがない
⑥末梢白血球数が10,000/μL未満である
本邦では上記のように非定型肺炎という分類を用いることが多いが、 ATS (American Thoracic Society) や ATS/IDSA (Infectious Diseases Society of America) 合同で作成されたガイドラインにおいて、 atypical pneumoniaという言葉は使用されず、 「非定型病原体」という言葉のみが利用されている。
本邦においては、 海外と比べてマイコプラズマ肺炎が多く認められることや、 マクロライド耐性菌の頻度が高いことからこれらの鑑別ツールを利用することが多い。
1) 成人肺炎診療ガイドライン2017. 東京:一般社団法人 日本呼吸器学会:2017
最終更新:2023年8月2日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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日本呼吸器学会「成人肺炎診療ガイドライン2017」では以下の項目のうち、4項目以上合致すれば非定型肺炎 (atypical pneumonia) を疑うとされる¹⁾。
①年齢60歳未満
②基礎疾患がない、 あるいは軽微
③頑固な咳
④胸部聴診所見が乏しい
⑤痰がない、 あるいは迅速診断法で原因菌らしいものがない
⑥末梢白血球数が10,000/μL未満である
本邦では上記のように非定型肺炎という分類を用いることが多いが、 ATS (American Thoracic Society) や ATS/IDSA (Infectious Diseases Society of America) 合同で作成されたガイドラインにおいて、 atypical pneumoniaという言葉は使用されず、 「非定型病原体」という言葉のみが利用されている。
本邦においては、 海外と比べてマイコプラズマ肺炎が多く認められることや、 マクロライド耐性菌の頻度が高いことからこれらの鑑別ツールを利用することが多い。
1) 成人肺炎診療ガイドライン2017. 東京:一般社団法人 日本呼吸器学会:2017
最終更新:2023年8月2日
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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