インターロイキン-18（IL-18）は、全身性の若年性特発性関節炎や成人発症のスティル病など、マクロファージ活性化症候群（MAS）の発症に関連する自己炎症性疾患の重要なメディエーターだ。血清IL-18の慢性過剰は、自己炎症性疾患の臨床的・生物学的徴候と相関し、診断や疾患活動性のモニタリングに有用だ。IL-18は治療標的としての可能性があり、その阻害は効果的な治療戦略となる可能性がある。

IL-18の役割とその治療標的としての可能性についての研究は、自己炎症性疾患の理解と治療に対する新たな視点を提供する。しかし、組換えヒトIL-18BPを介したIL-18シグナル伝達の阻害が効果的な治療戦略であるとの結論は、さらなる研究が必要だ。