喘息とCOPD患者における好酸球のサブタイプの違いを調査した。4つのグループ（COPD、喘息、非COPD喫煙者、健康ボランティア）に分けて、好酸球の表面タンパク質をフローサイトメトリーと共焦点顕微鏡で解析した。結果、喘息患者では炎症性好酸球（iEos）の割合が高く、iEosは常在好酸球（rEos）よりもIL5受容体が高かった。COPD患者では、iEosの数と疾患の重症度や増悪率との関連はなかった。

この研究は、喘息とCOPD患者における好酸球のサブタイプの違いを明らかにした。しかし、サンプルサイズが小さく、さらなる検証が必要である。今後、この知見が喘息とCOPDの治療アプローチに影響を与える可能性がある。